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「語るは難し」

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  「喋るは易く、語るは難し」      シェイクスピア 『真夏の夜の夢』 毎日我々はしゃべり続けているが 本当に語ってはいない しゃべることの内容は聞き流しても 構わないが 人が本当に語っているときは その言葉を真剣に聴かなければ ならない そして聴く人の心を動かすような 語りは為し難く 本当に語り合える友人は 得難いものである

「真の贅沢」

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  「真の贅沢というものは、ただひとつしかない。それは人間関係の贅沢だ。」  アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 『人間の土地』 人の人生は 人間関係で成り立っていると言ってもよい そして家族や友人が特に重要であるが その人が人間関係に恵まれているか どうかでその人の人生の質的レベルが 決まることとなる 贅沢な人間関係を持ちたいものであるが それはその人の人格の錬磨と 交友の在り方次第となるのであろう パリ・アレクサンドル三世橋

「カキクケコとサシスセソ」

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「人生のカキクケコ」 感動・興味・工夫・健康・恋。 「サシスセソの自己管理」 散歩・自愛・睡眠・節制・爽快。 コロナ時代のシニア世代には シの入っている 「サシスセソの自己管理」が 似合うようである  

「川端康成 美と伝統」

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 「川端は異性を情熱のバロックとしてとらえることによって、彼自身の文学を確立した。その記念碑が『雪国』である。川端が求めていたのは美しい肉体をいっそう美しいものにする生命のはげしさであった。」 「結婚も家も社会もまぼろしであり迷いである。生命のほむらのままに女は愛する男にすべてを与えてしまうがいい。そこに女であることの美しさとかなしさと切なさがある。」     吉村 貞司  『川端康成・美と伝統』 愛に情熱といのちを燃やす女の 美しさと切なさを描いた 『雪国』の駒子と葉子 人生の叙情と官能のロマネスク 『美しさと哀しみと』の音子とけい子 この四人いずれもが 一人の女の分身である 愛に命のほむらを燃やし その激しさ切なさゆえに 美しさが際立つのだ

「寧静致遠」

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  「寧静致遠」 心安らかで落ち着いていなければ、 深い真理に達することは出来ない。   三国時代の蜀の宰相・諸葛亮孔明の 息子への遺言の一節だそうです。 浦安・中央公園の桜

「伎芸天」

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諸々のみ佛のなかの伎芸天   何のえにしぞ我を見たまふ         川田 順 数多のみ佛の中で 伎芸天は極めて少ない 有名なのは 秋篠寺の伎芸天である 数多くの文人たちが この夢見心地で 法悦に浸っているみ佛と その肢体の醸し出す 浄化された楽の音に  感動して 短歌や俳句を 捧げている 六三歳の川田が 何のえにしか 三十代後半の 大学教授夫人俊子と出会った 老いらくの恋は 川田が六八歳の時に実を結ぶ 川田にとって 俊子は伎芸天であった 伎芸天

「夜這星」

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  「星はすばる ひこ星 ゆふづつ よばひ星 すこしをかし」            清少納言 「枕草子 」 星と言えば平安時代よりすばる 昴は統(す)ばるに由来し プレアデス星団をさすという 次いでひこ星は彦星 七夕の伝説の牽牛星であり わし座の一等星・アルタイル ゆふづつ(夕星)は金星 宵の明星であり 長庚という 蕪村は 長庚 とも号した よばひ星は夜這星と書き 流星のこと 夏山の金銀砂子の星空に 横たわる銀漢 その銀漢をよぎるほうき星ほど 「おかし」いものはない