「夜這星」

 「星はすばる ひこ星 ゆふづつ よばひ星 すこしをかし」 

          清少納言 「枕草子 」

星と言えば平安時代よりすばる

昴は統(す)ばるに由来し

プレアデス星団をさすという

次いでひこ星は彦星

七夕の伝説の牽牛星であり

わし座の一等星・アルタイル

ゆふづつ(夕星)は金星

宵の明星であり

長庚という

蕪村は長庚とも号した

よばひ星は夜這星と書き

流星のこと

夏山の金銀砂子の星空に

横たわる銀漢

その銀漢をよぎるほうき星ほど

「おかし」いものはない







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