「阿留辺幾夜宇和」

 人は阿留辺幾夜宇和の


七文字を保つべきなり。

僧は僧のあるべきやう。

俗は俗のあるべきやう。

このあるべきやうに背く故に

一切悪しきなり。 


(栂尾明恵上人遺訓)


「あるべきようわ」と「あるべきように」との違いがあるみたいですが、要するにその与えられた境遇に即して、その中であるべき自分を見つけて生きなさいということのようです。

臨済義玄の「随所に主となれば、立つ処みな真なり」と、共通するとこがあります。

*白洲正子の「明恵上人」ご参照

明恵上人


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