「紫のひともとゆゑに」 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 1月 25, 2021 「紫の ひともとゆゑに むさし野の 草はみながら あはれとぞみる」 伊勢物語 41段 この広い 武蔵野の 小川の傍で 出遭ったお前 紫の瞳が 朝の日を浴びて 私を見て 輝いていた そうして その夜 私は お前の その紫の瞳が 闇の中で 煌くのを 初めて見た 今も こうして草を食めば お前の 紫の瞳への いとおしさが 甦ってくる紫草 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
「虹のような言葉の織物」 4月 25, 2021 「さらに美しい虹のような言葉の織物を紡ぎだす」ために 人間は相手の在り方や対応の仕方によって、様々にその在り方や対応を変えるものだと思う。つまり相手をする人間の数だけ、その人は色々な顔を持っているし、色々な人間性を表面に表わすのではなかろうか。太鼓が打ち方によって様々に鳴るように、人間も相手のパーソナリティによって、様々な応え方、響き方をするように思うのである。それ故にこそ、今までの自分になかったような打ち方をしてくれる、人間的に魅力のある人との出会いを、人間という存在は待っているのかもしれない。その邂逅した相手によって、さらに美しい澄んだ響きを鳴らすために。少し気取っていえば、「さらに美しい虹のような言葉の織物を紡ぎだす」ために。 幻の「辻が花」 続きを読む
「俳人・杉田久女」 6月 01, 2021 明治23年(1890年)~昭和21年(1946年) 「花衣 ぬぐやまつわる 紐いろいろ」 「春の夜の まどゐの中に いて寂し」 「谺して やまほととぎす ほしいまま」 明治23年(1890年)~昭和21年(1946年) 鹿児島生れ 東京育ち 御茶ノ水高等女学校卒業後、 小倉中学の 美術教師・杉田宇内と結婚 ほととぎす同人となるも、 昭和11年虚子に除籍さる 橋本多佳子に俳句の手ほどきを行う 黛まどかは、久女の俳句を知って、 俳句の世界に入った 続きを読む
「回 文」 2月 06, 2021 「くさくさの なはしらぬらし はなもりも なはしらぬらし はなのさくさく」 後ろから、読んでみてください これが回文 名も知らぬ花が 人知れず 咲いている あれが わたしの 姿 有名な回文和歌には、桃山時代の下記がある。 なかきよのとおのねふりのみなめさめ なみのりふねのおとのよきかな そして古きは平安時代の下記の回文和歌である。 むらくさにくさのなはもしそなはらば なぞしもはなのさくにさくらむ 元来は中国の漢詩に見られ、英語などでも 回文が見られるらしい。 旧浜離宮恩賜公園 続きを読む
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