「我が心 焼くも」

 我が心焼くも我れなりはしきやし


          君に恋ふるも我が心から」

「我情 焼毛吾有 愛八師 君尓戀毛 我之心柄」

             詠人不知

         (巻十三の三二七一)

敷島の大和の国の揺籃期に、

万葉集というスメラミコト(大王=オオキミ)から、

東歌や防人の歌のように民草まで、

上下の別なくその歌を取り入れた

国民的詩歌集を持っていることは、

我が国の誇りであろう。

伝飛鳥板蓋宮跡


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