「立原道造の月」

 「美しいものになら ほほえむがよい

 涙よ いつまでも かわかずにあれ

 陽は 大きな景色の あちらに沈みゆき

 あのものがなしい 月が燃え立った 」


       立原道造 「溢れひたす闇に」

日本人のような

それでいて西洋人のような

立原道造

彼の詩は 

古今集とリルケのあわいの中にある

と芳賀徹は「詩歌の森へ」の中で

言っています

か弱く 美しく 甘く 物悲しい





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