「分去れ」 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 5月 25, 2021 かの時に我がとらざりし分去れの 片への道はいずこ行きけむ 美智子上皇后 (平成7年)友人から教えて貰った美智子上皇后の名歌分去れの碑. 中山道と北国街道の分岐点の道標は今も残っているいづくより満ち来しものか紺青の 空埋め春の光のうしほ 美智子さま昭和37年、二十歳の時の歌である実に天性の歌人であられる美智子上皇后を天皇家に迎い入れたことは日本の誇りであるもっとその御歌の素晴らしさは国民に広く知らされるべきである リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
「うめ 六句」 2月 28, 2021 忘るなよ 藪の中なる むめの花 松尾芭蕉 世ににほへ 梅花一枝の みそさざい 松尾芭蕉 しら梅や 誰がむかしより 垣の外 与謝蕪村 散るたびに 老ゆく梅の 木末かな 与謝蕪村 梅が香の 立ちのぼりてや 月の暈 与謝蕪村 梅咲や せうじに猫の 影法師 小林一茶 梅さけど 鶯(うぐいす)なけど ひとり哉 小林一茶 この六句の中では、やはり蕪村の 梅が香の 立ちのぼりてや 月の暈 が好みである。 蕪村と言えば六五歳の時に 祇園の芸妓小糸に入れ込み、 門人から注意を受けて、 老いらくの恋を断ち切ったらしい。 老が恋 忘れんとすれば 時雨かな 蕪村 詳しくは葉室麟の『恋しぐれ』をお読み頂きたい。 続きを読む
「リベラル・アーツ」 5月 11, 2021 「この一高はリベラルアーツの学校である。リベラルアーツとは人類が残してきた芸術、文化、学問のことであり、ここはその偉大な遺産を次の世代に伝える sacred place ( 聖なる場所 ) だ。そこを占領などという vulger (世俗的)な目的のために使わせるわけにはいかない。」 学習院大学を折衝うに来たGHQの将校に対して、 当時の旧制第一高等学校の学長である安倍能成 (あべよししげ)が毅然として断った言葉。 *LIBERAL ARTS ギリシャ ・ローマ時代に理念的な源流を持ち、「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本」と見なされた自由七科のことである。具体的には文法学、修辞学、論理学、数論、幾何、天文学、音楽のこと。 続きを読む
「俳人・杉田久女」 6月 01, 2021 明治23年(1890年)~昭和21年(1946年) 「花衣 ぬぐやまつわる 紐いろいろ」 「春の夜の まどゐの中に いて寂し」 「谺して やまほととぎす ほしいまま」 明治23年(1890年)~昭和21年(1946年) 鹿児島生れ 東京育ち 御茶ノ水高等女学校卒業後、 小倉中学の 美術教師・杉田宇内と結婚 ほととぎす同人となるも、 昭和11年虚子に除籍さる 橋本多佳子に俳句の手ほどきを行う 黛まどかは、久女の俳句を知って、 俳句の世界に入った 続きを読む
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