「 令 」

 「 初春令月 気淑風和 」

      万葉集 巻五


 初春の素晴らしい月

 気は淑然として

 風は和んでいる


大宰府の長官であった大伴旅人が

梅の宴会を催して

その序文に書かれた言葉である


「令」は「靈」の当て字として用いられ

「神々しい」とか「素晴らしい」の

意味を有するらしい


そのような時代を標榜していたのに

令和はコロナ禍に翻弄されている

ポスト・コロナへの一筋の光を

早く持ちたいものだ

大宰府跡



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