『陰翳礼讃』 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 3月 22, 2021 「暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの祖先は、いつしか陰翳のうちに美を発見し、やがて美の目的に添うように陰翳を利用するに至った。事実日本の座敷の美は、まったく陰翳の濃淡によって生まれているので、それ以外に何もない。」 谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃』うす暗い畳の日本間に障子を通して陽光が射し込んでくる光景にこころやすまる思いをし射干玉の暗闇に蝋燭の弱い光に照らされた金屏風に美を感じるのが大和心の美意識ではなかろうか リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
「俳人・杉田久女」 6月 01, 2021 明治23年(1890年)~昭和21年(1946年) 「花衣 ぬぐやまつわる 紐いろいろ」 「春の夜の まどゐの中に いて寂し」 「谺して やまほととぎす ほしいまま」 明治23年(1890年)~昭和21年(1946年) 鹿児島生れ 東京育ち 御茶ノ水高等女学校卒業後、 小倉中学の 美術教師・杉田宇内と結婚 ほととぎす同人となるも、 昭和11年虚子に除籍さる 橋本多佳子に俳句の手ほどきを行う 黛まどかは、久女の俳句を知って、 俳句の世界に入った 続きを読む
「マカル サリ 美しい花が 咲いてる」 2月 18, 2021 「マカル・サリ MAKAR SARI 楽園は 心の中にある」 MAKAR 咲く SARI 花 インドネシア語 楽園は そう 心の中にある 心の「平安 PEACE 」 「静謐 TRANQUILITY 」 そして自然の「美しさ BEAUTY] 楽園にあるのは 物質的なもしくは 肉体的な快楽ではなく 精神的な平安と静謐 そうしてそれは 他律的なもの(外部からのもの)ではなく 自律的なもの(内部からのもの) そうして そこには 美しい花が 咲いている アッシジのサン・フランシスコの 感じたような自然の中にある喜び 高山寺の明恵上人が会得したような 月や宇宙そのものと 合一する悟り アッシジ 続きを読む
「そうしましょうね?」 3月 02, 2021 「 そうしましょうね? 愚か者や意地悪い人たちが、 私たちの幸せを妬んだり、 そねんだりするでしょうが、 私たちは出来るだけ高きにあって、 常に寛容でありましょうね。 そうしましょうね? 「希望」が微笑しながら示して呉れる つつましい道を、 楽しくゆっくりと 私たちはゆきましょうね、 人が見ていようが、 または知らずにいようが、 そんなことにはかまわずに。 暗い森の中のように 恋の中に世をのがれて、 私たちふたつの心が 恋の甘さ楽しさを歌い出すと、 夕ぐれに歌う二羽の鶯のように 聞こえるでしょうね。」 ポール・ヴェルレーヌ 「そうしましょうね?」 ( N’est-ce pas? ) 『やさしい歌 一七』 ( La Bonne Chanson ) より 現代の人類が忘れたものばかりで このポエムは作られている 気高さと寛容 希望と慎ましさ 隠棲と洒脱 そして 愛 小夜鳴き鳥 続きを読む
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