「秋 思」

「永劫の 涯に火燃ゆる 秋思かな

        野見山 朱鳥 」


秋の夕陽が めらめらと 燃えながら

遠い山の端に 落ちてゆく

わたしの想いが 落ちてゆくのは 

 ただひとつだけ

あの夕陽の 真紅の色のように

そう あの女(ひと)のもとへ



 

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