「なにがたのしいといって」

 「なにがたのしいといって内なる自己を見詰めながら野を歩むことに優るものはない」

          森本勇歌集


自己を見詰めるとは

自己と語り合うことであり

自己を内省し

自己を研鑽することである

また野を歩むとは

自己の身体を

自然に開放することであり

自然と共生することであり

自然と同化し

一体化することである


「しかも風雅におけるもの、造化にしたがひて四時を友とす。見る處花にあらずといふ事なし。おもふ所月にあらずといふ事なし」

          芭蕉 『笈の小文』


広島 縮景園


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